当サロンが発行する各種資格は『民間資格』であり
あんまマッサージ師や柔道整復師、鍼灸師などの
国家資格とは異なります。
では、国家資格がないと仕事が出来ないのかと
言いますと、そういうわけではありません。
現に整体師、カイロプラクティック、リフレクソロジスト
足底療法師、アロマテラピストなどなど現役で
活躍している各業種には、国家が定める資格がありません。
国の定めた資格が無いのですから、公的機関で
習得する事が出来ません。
よって様々な民間団体が資格発行と謳って
各種講習会をビジネスとして行っているのが現状です。
参考までに私がインストラクターを勤めていた
スクーバダイビングを例にとって説明しますと
スクーバダイビングのライセンスも民間資格です。
よく「ダイビングの免許」とか言われますが
免許ではありません。
あくまでダイビングに必要な知識と技術を習得した証明書です。
しかし、実際にダイビングを行おうとすると
その証明書(ライセンス)が無いと潜れないのです。
旅先できれいな海があり、潜りたいなぁ~とホテルの
フロントに申し込もうが、ショップに行こうが
どこの団体でも良いのですが、ライセンスを提示しないと
潜らせてくれません。体験ダイビングと言う値段が高くて
水深の浅い、さわり程度の事ならやらせてくれます。
それではタンクを自分で購入して、自力で潜る!と言う場合は
どうでしょう?基本的にライセンスは要りません?
いえいえ、そのタンクに空気を充填してもらうためには
ライセンスの提示を求められる場合がほとんどなのです。
要するに万が一の事故が起こらないようにするため
基本的技術を学んでいない人は、ダイビングができない
と言うことなのです。
整体やリフレクソロジーもこれと似ており
資格は無くても、今日から整体師だと名乗ればすぐ出来ます。
名刺でも印刷すれば即、整体師の誕生です。
しかし、独学や見よう見まねの技術で患者様やお客様に
施術して、果たして効果が出るでしょうか?安全でしょうか?
お客様が満足してまた来たいと思われるでしょうか??
正しい知識と技術、接客マナーやサービス。
これらを総合的に習得して初めてプロと呼ばれるものだと思います。
どんな資格があってもそれだけではプロではありません。
良い悪いは患者様、お客様が判断されるのです。